0℃前後です。36.
2020年8月14日 17:28 赤ちゃんの手足が冷たくなる原因は? 「赤ちゃんの手足は温かい」というイメージがあるかもしれませんが、実は赤ちゃんの手足は冷たくなりやすいのです。手足が冷たくなる原因はいくつかあります。 赤ちゃんの皮膚は体温を逃しやすい 赤ちゃんの体は、大人よりも体重当たりの体表面積が大きいです。これは熱しやすい一方で「冷めやすい」特性もあるということ。 そのうえ、体温を維持する役割のある「皮下脂肪」が赤ちゃんは大人よりも少なめです。そのため、皮膚から熱が逃げやすく保温しにくいので、衣服でおおわれていない手足はすぐに冷たくなりやすいのです。 赤ちゃんは体温調節の機能が未熟 外気温など環境の気温が変化すると、私たちの体は一定の体温を維持するために、熱を作ったり反対に熱を外に放出しようとしたりする反応が起こります。 暑い時には体温が上がり過ぎないように、皮膚の毛細血管が拡張して熱を放出し、寒い時は毛細血管を収縮させて熱が逃げないようにします。 ただし、赤ちゃんは月齢が低いほど体温調節の機能が未熟なので、外気温や室温などの環境に影響されて、体温が上がったり下がったりしやすいのです。そのため、寒い時期や冷房の効いた室内などで気温や室温が低いと、体や手足が冷たくなってしまいます。 手足が冷たいのは、寒いというサイン? 赤ちゃんの手足が冷たいと、まず寒いのではないかと思いがちですが、そうではありません。赤ちゃんの全身をさわって確かめ、背中やおなかなど露出していない部分が温かければ、手足が冷たいのは体温調節をしているのですから心配いりません。 ただし、赤ちゃんの機嫌が悪いうえに体全体も冷たいようなときには、寒いということなので温めてあげましょう。 赤ちゃんの手足が冷たいときの対応は? 赤ちゃんの機嫌がよくていつもと変わらなくても、手足が冷たいうえに体全体も冷えているときには、着せるものや室温などを調節します。 衣服を調節 体全体が冷たいときは、まず着せるもので調節しましょう。ベストやカーディガンなどなら、上からサッと着せられて、暑そうになったら脱がせやすいので便利ですね。 環境、室温を調節 赤ちゃんの体温は環境に左右されやすいので、冷房や暖房をうまく使って室温を調節することも大切です。 東京都福祉保健局の「健康・快適居住環境の指針(平成28年度改訂版)」では、乳幼児の過ごす部屋の室温は、夏は外気より4~5℃低いくらい、冬は20~25℃くらいがよい[*1]としています。 …
寝るときに手が冷たい 体の内部(背中やお腹)が、暖かければ問題ありません。 眠くなると手足は、温まり触るとポカポカしていますが、そこから一気に手足から放熱して体温を調節し、眠りにつきます。 よかれと手足を温めれば、暑さを不快に感じ起きてしまいます。 ケース2. 沐浴・お風呂上りに手が冷たい お風呂や沐浴のあとに手足が冷たくなるのも、温まった体を適温にするための体温調節をしている状態です。 特に問題はありませんが、全身が冷えないように入浴後は、衣類を素早く着せてあげましょう。 手足が冷たくても、体が暖かければ、手袋や靴下は特には必要ありません。 ケース3. 冬に手が冷たい 室温が低くなりすぎていないか確認してください。 冬場、室温が適温で、体は温かく手足が冷たい場合は、体温調節機能が働いていますので、通常は問題ありません。 体も冷え、縮こまるような姿勢をしていたら室温を上げましょう。冬は室温が20〜22度程度(夏は、26〜28度設定)になるよう調節が必要です。 病気の危険性はある? 「手が冷たい」ことに病気がかくれていることはありますか? 「すぐに病気になる」ということにはなりません。 ただし、体の冷えていると、免疫が低下しやすい状態です。病気にかかりやすい、ウイルスや細菌に感染しやすい状態です。 また、冷えた状態が続けば低体温になってしまう場合もあります。